摂津市会議員あんちゃんが行くNEO

日本共産党摂津市会議員 安藤かおるのブログです。

全国最悪!高濃度検出のPFOAの実態調査と対策を!

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大阪民主新報2021年9月5日付


 PFOA(ピーフォア)は発がん性などが指摘される有機フッ素化合物の一種。自然界で分解せず残留するため「永遠の化学物質」とも呼ばれています。

 一昨年に残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)で製造・使用が禁止されています。

 ダイキン工業淀川製作所において長期間製造・使用(現在は廃止)されてきたため、同製作所内と周辺地域の地下水、土壌に残留し、環境省等の全国調査で、全国最悪の高濃度PFOAが検出されたと考えられます。

 汚染された土壌、地下水でつくった農作物やそれを食べてきた住民の血液中からも高濃度PFOAが検出されています。

 アメリカではすでに訴訟となってダイキンアメリカ法人などで多額の賠償金が支払われています。しかも、摂津市で検出されたPFOAはそのアメリカよりも高濃度です。

 摂津市は、ただちに国や大阪府に規制強化と除染対策を強く求めるべきです。特に、隣接する学校の土壌調査は子どもの安全のためにも待ったなしです。

 今のところ、摂津市は、国や大阪府の動向を見守るとし、「調査を求めない」という態度です。国際的に有害物質されているPFOAが全国最悪の汚染状況を示しているのに、人ごとのような態度では、市民の命、健康、地域環境に責任を持つ自治体の役割は果たせません。

 日本共産党は、国会、摂津市議会、大阪市議会でこの問題を取り上げ、政治による不作為によって重大な公害被害を招かないよう対策を求めています。

 PFOA問題をお知らせするビラ(摂津民報No1249)