摂津市会議員あんちゃんが行くNEO

日本共産党摂津市会議員 安藤かおるのブログです。

中学校卒業年度末まで医療費助成!所得制限なし!!

府内初めて0歳児無料化が実施されて以降、署名活動などねばり強い運動で一歩一歩拡充してきた摂津の子ども医療費助成制度。

予定より1年遅れですが、来年4月より通院医療費助成の対象年齢拡大、所得制限廃止の条例案が12月市議会に提案されました。
可決されれば入院通院とも中学校卒業までの全ての子どもに医療費の助成を行うことができるようになります。

だが、しかぁしっ!
同時に入院時食事療養費助成の廃止がセットになってるのです。

現状の子ども医療費助成制度では、入院した時の食事代(入院時食事療養費)一食260円は大阪府と摂津市がお金を出し合って助成して患者負担はありません。

ところが、大阪府は今年4月すでにこの助成を打ち切り、大阪府の穴埋めをして頑張ってきた摂津市も来年4月にはその助成を摂津市分も含めて全部止めてしまうというのです。しかも、入院時食事療養費は260円から360円に引き上げられる予定です。

せっかく待ち望んだ年齢拡大と所得制限廃止が実現するのに!
12月2日の本会議初日、議案説明後に質問しました。

入院時の食事は治療と一体のはず。
「家にいてもどうせ食べるんだから」という理由は理解できません。

子どもの貧困が今、日本の大問題になっているなか、1日、360円✖︎3食=1,080円、10日入院したら10,800円。経済的理由から子どもの入院をためらう保護者がいることを考えているのだろうか?

年齢拡大・所得制限廃止という子育て支援策の充実と入院時食事療養費助成の打ち切りを天秤にかけるようなことはやめてほしいです。

ちなみに昨年度の摂津市の助成実績は345万円。4日の文教常任委員会で他会派議員からも疑問の声が上がりました。

本議会中に入院時食事療養費助成の継続へ議案の修正案を提出したいと思います。

摂津社会保障推進協議会で入院時食事療養費助成の継続を求めて署名が始まりました。