市立保育所の廃止、民営化!/コスト優先の第5次行革
摂津市は、来春から市立正雀保育所を社会福祉法人桃林会へ譲渡して私立保育所にしてしまう。
手狭で耐震強度もなく老朽化の激しい施設の改修をすることも、待機児童解消のために定員を増やすことも、保育時間の延長という保護者のニーズにこたえることも、公立ではお金がかかるから、民間事業者さんに丸投げしてしまうというのである。
子ども一人あたりにかかる市負担の保育単価が民間の方が安いからというである。
もちろん、市内の私立保育事業者さんは、これまでも摂津市の子育て支援策と連携をとって、未就学児の保育のみならず、地域の子育て支援を担う大きな役割を果たしている。
自民党政治が、公立保育所の運営費補助や施設建て替え補助金を廃止してしまったという事情もある。
しかし、公には公の良さがある。民にはできない公ならではの役割がある。市民の公に対する信頼や期待がある。。。。。。。
市が担ってきた、そして今後も担うべき子育て支援に対する役割をあえて過小評価して、こんなこと市がやらなくてもいいやと言わんばかりに切り捨てていいのだろうか!
保育士さん、保健師さん、栄養士さん、調理員さんなど保育に携わってきた市職員さんたちの誇り、摂津で子どもたちと共に成長してきた保護者の信頼を傷つけることになるんじゃないだろうか。
第5次行革は、保育所の民営化を正雀にとどめず、3年後の2018年にさらにもう一園民営化する方針だ。
鳥飼か、別府か、子育て支援センターか......来年、どこをつぶすか決めるそうだ!
子育てが大変といわれている今こそ、摂津市もがんばろうやないか!踏ん張ろうやないか!と強く思う。
公立保育所をまもり発展させてこそ、
「摂津市は子育て支援に力入れてます!」
「若いお父さんお母さん、安心して摂津市にきてください!」
「住み続けてください!」
と声を大にして言えるんじゃないだろうか。