摂津市いじめ防止基本方針の素案

「いじめ防止対策推進法」が、昨年6月28日に国会で可決成立、9月28日施行され、10月11日に「国の基本方針」が取りまとめられたことを受けて、「摂津市いじめ防止基本方針」と学校ごとの「基本方針」の策定されます。

先週6日に開催された摂津市議会文教常任委員会協議会で、市の基本方針(素案)と今後のスケジュールなどが示されました。

基本方針素案は、2月21日の教育委員会定例会で審議され、基本方針案としてまとめられ、3月3日から17日パブリックコメントで広く市民の意見を求めます。

その後、3月の教育委員会定例会で議決されることになります。

いじめは人権侵害です。
子どもの命最優先で機敏に集団的にいじめに対応することが必要です。

同時に、いじめる子どもがいじめをしなくなり立ち直ることができるようフォローやケアも重視しなければなりません。

いじめ防止や対策の基本を厳罰化や道徳教育におくことで、地域や学校、子どもの人間関係などを見逃したり、対応の硬直化を招かないようにしなければならないと思います。

なによりも、学校現場が一人一人の子どもとしっかり向き合えるよう、少人数学級や養護教諭の増員など予算措置が必要です。

学校での基本方針策定では、すでに各校で実践されている生徒会など子どもたちの自発的な取り組みも十分取り入れて欲しいと思います。

社会全体の問題！
叡智を集めた方針となるよう、要注目です。