摂津市会議員あんちゃんが行くNEO

日本共産党摂津市会議員 安藤かおるのブログです。

正雀保育所の民営化先送り、最長1年の市立運営を継続! 民営化失敗の混乱から子どもや保護者をまもれ!

 先週発行の「安藤かおるニュース 市政レポート2016.3.10」に「市立正雀保育所民営化を先送り、最長1年の市立運営を継続!摂津市はこどもと保護者を守り、子育て支援に責任を果たせ!」という記事を書きました。

社福)桃林会が開所目前に受入れ辞退!
正雀保育所民営化を先送り、最長1年の市立運営を継続!
摂津市はこどもと保護者をまもり、子育て支援に責任を果たせ!

 昨年の3月議会、2016年4月より市立正雀保育所を民営化するための条例が日本共産党以外の賛成によって可決されました。
 摂津市は、昨年、受け入れ事業者お選考委員会を立ち上げ、希望事業者によるプロポーザル方式(提案型)によって、社会福祉法人桃林会を受け入れ事業者として決定。民営化をスムーズに進めるため、新年度までに保護者・市・桃林会の三者による懇談会も複数回予定されていました。
 新聞報道によると、桃林会の内部調査によって前理事長が理事会に諮らず、資金調達・流用などをおこなっていた可能性が判明したため、急遽、摂津市に対して受け入れ辞退を申し入れたとのこと。前代未聞の異常事態です。
 当面1年は摂津市が責任を持って保育をおこなうことになりますが、第5次行政改革では2年後にさらにもう1園の民営化が予定されています。今回の事件を検証し民営化方針を見直す必要があるのではないでしょうか。
 今後、待機児童解消へ今後、ますます民間保育事業者の新規参入が増えていくことが予想されます。昨年、医誠会病院の事業所内保育所が摂津市の認可を受けて1年もしないうちに撤退しました。
 保育の質と量の確保、子育て支援の底支えのためには市立保育所の存在は重要です。

4月入園に落ちたこども=約30名!(摂津市)
 国・府・市など公的な責任で予算と認可保育所を増やしてこそ、待機児童解消、子育てを応援することにつながります。いっしょに政治を変えましょう。 

 

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 市担当者はいま、先の調整や、予算や職員配置の見直し、次の受け入れ先の検討などに追われていますが、まずは、子どもや保護者への負担を極力小さくするために頑張って欲しいと思います。