摂津市会議員あんちゃんが行くNEO

日本共産党摂津市会議員 安藤かおるのブログです。

怒!ひどいじゃないかJR東海!

f:id:shiroanchan:20150523023803j:image
f:id:shiroanchan:20150523031052j:image

地盤沈下の原因となる地下水汲み上げ計画をやめるよう摂津市がJR東海を訴えた裁判が、昨日22日、3回目の公判が行われました。大阪地裁に傍聴に行ってきました。

とんでもないことがわかり、怒り心頭です!

なんと、係争中にもかかわらず、JR東海はすでに井戸を掘り、あろうことか、汲み上げ計画の3倍もの量の地下水をくみ上げていたことがわかりました。

これまで、摂津市の自治連合会は3万5千を超える署名をあつめ、市議会は全会一致の決議を採択するなどオール摂津で、地下水汲み上げ計画を中止するようJR東海に求めてきました。


かつて鳥飼・新在家で30〜50センチもの地盤沈下が起きました。
その原因として考えられたのが新幹線鳥飼車両基地内の大量の地下水汲み上げ。
当時の国鉄と摂津市が地盤沈下を防止するために地下水汲み上げをしないとする環境保全協定を締結。(他の市内事業所とも締結)地盤沈下は止まりました。

一度、沈下した土地は元に戻りません。ただでさえ土地の低い鳥飼・新在家地域で、これ以上の地盤沈下はゲリラ豪雨が頻発する昨今、浸水被害の危険が増します。

だから、JR東海が摂津市との協定を破り井戸掘削と地下水汲み上げをこっそり始め、姑息な理屈でそれを正当化しようとする姿勢に、みんなが怒り、裁判にまでなっているのです。

住民の気持ちを冷たく踏みにじっていることがわからないのでしょうか。

リニア新幹線建設をめぐる地元住民への対応と合わせ、JR東海という企業が自分たちの利益の前には、安全、住民、自治体など目もくれない、横暴身勝手ぶりがあらわれていると思います。
50年間、安全運行を続けてこられた現場の方々の努力をも踏みにじる企業体質ではないでしょうか?

規模は大きくても中身はひどい!
これが日本を代表する旅客会社だとすれば、本当に恥ずかしい限りです。

地域住民にも愛される企業に生まれ変わってほしいものです。